死者の声を聴け


 私たちが歴史を学ぶときに一番必要な<態度>は、死者に対して畏敬の念を持つことだと思います。それは、歴史的な事実や事件や人物を<知る>ことではなく、有名無名を問わず歴史を生きた人々を<感じる>態度が大事だ、ということです。

 この死者に対する態度は、私たちが、自分たちの住む街の将来を考えるときにも必要な<態度>だといえます。過去を知らず、過去を踏まえない将来は、<脆い将来>です。私たちが<確かな将来>を築こうとするならば、過去を深く掘り下げることが必要です。市の将来構想の根本を支える思想は<死者に対する畏敬の念>であると私は考えます。



 特にここでは、横須賀市にある<忠魂碑>をとりあげてみたいと思います。ここにあげた<忠魂碑>からは、<無念の想い>を感じ取ることができます。人の一生には必ず不幸が伴うものですが、避けられた不幸もあったはずです。不幸を最小限にする地道でささやかな取り組みこそ、政治や行政の仕事だと考えます。死者に対する<忠魂碑>から<無念の想いを>聴き、<畏敬の念>をもつことが、明日のささやなか幸福への願いを生み出すのではないでしょうか。

会津藩士の墓

馬門山墓地

官修墓地

横須賀海軍航空隊

戦没船員の碑

忠魂碑