横須賀歴史エリア構想

 人間は時間と空間の交点に生きています。私たちは、この三浦半島の長い歴史と横須賀の現在が交わる今を生きています。横須賀は、約2,000万年前という太古の自然に始まり、原始・古代の遺跡、三浦一族が活躍した中世、そしてなによりも近代日本の夜明けを迎えた浦賀・久里浜、そして現代へと通じる横須賀製鉄所や戦艦三笠のある街、といったように長い歴史を通じて常に我が国の激動と発展の中心にありました。

 私たちはこの歴史を抜きにしてこれからの横須賀を考えることはできません。私たちの住む横須賀のこの歴史の奥の深さは、これからの横須賀の発展の基盤となります。過去を大切にし先人たちの功績を尊敬する中からしか、新しい未来を生み出すことはできません。横須賀の歩んできた足跡は、今後の横須賀の大きな発展の可能性を示唆しているといえます。

 そこで、横須賀の未来は、この歴史を構造化し地域発展の基盤として検討することが有効であると考え、これを横須賀歴史エリア構想として整理してみました。ここでは、歴史を大きく四つの時代に区分し、その時代区分に応じた市内のエリアを横須賀歴史エリアとしてしています。もちろん横須賀全体が過去から現在へと連綿として続く土地ではありますが、このように市域を時代に分けて捕えることにより、歴史が積み重なって現在があることがわかりやすくなると思います。また、市の政策の展開にあたっては、このような各地域の特徴を踏まえて、それぞれの地域が持っている特色を生かすこで地域が活性化したり、地域における子どもたちの郷土を愛する気持ちを育てたりすることが可能になると考えます。

 このように、横須賀市の郷土を歴史エリアとしてとらえ、過去を踏まえた上で地域の将来を考えていきたいと思います。





エ リ ア 説 明
 
〇太古エリア
 
南は荒崎から北は長者ヶ崎へと至る太古の地層の露出したエリア

〇神話~中世エリア
 
東は古事記の世界から貝塚・古墳を抜け三浦一族の世界へいたるエリア

〇明治維新エリア
 
浦賀湾から久里浜湾へと至る近代の夜明けを象徴するエリア

〇近・現代エリア

米軍基地をはさんで横須賀港から夏島へといたるエリア