歴史エリア社会教育活用作戦



 横須賀市教育振興基本計画第2期実施計画(2014~2017)には、次の6点が【横須賀の子ども像】として掲げられています。

  • 自ら進んで学び、問題解決する力を身に付けている
  • 生命や人権を尊重し、他者との豊かな関りを持っている
  • 心と体の健康を意識し、健やかな体を持っている
  • 自らの可能性を信じ、夢や目標に向かって努力している
  • 社会の一員としてルールを守り、主体的に社会に貢献している
  • 郷土を愛し、豊かな国際性を身に付けている


 どれも素晴らしい子ども像ですが、私はこの中でも、最後の「郷土を愛し、豊かな国際性を身に付けている」子どもに育てることが最も重要であると考えています。

 子どもは、子ども同士の集団で学ぶとともに、魅力ある大人から学びます。郷土を愛する大人、そして豊かな国際性を身に付けた大人から学ぶことはたくさんあるでしょう。

 一方、大人たちのとっても、自分たちの知識や経験を子どもたちに伝えたいという思いはあるでしょうし、そのことは自分のやりがいにもつながっていくでしょう。

 この横須賀市の実施計画においても、社会教育編の目標2において「学びの成果が生かせる社会を目指します」とあります。これは、「市民が学習で得た知識や技能などの学習成果を社会に生かし、生かしたことが社会から適切に評価される生涯学習社会を実現する」こととされています。

 つまり、ここで掲げられている目標は、大人の人たちの知識と経験を、社会教育を通じて、具体的には社会教育施設を通じて子どもたちに伝えていくことにより実現可能なものなのです。

 横須賀市教育振興基本計画第2期実施計画社会教育編には、次の14の施策が掲げられていますが、そのすべてにおいて、大人と子どもの協働による取り組みが可能です。社会教育を、子どもの教育と連動させてとらえ、取り組んでいくことが必要なのです。これが社会教育活用作戦です。

  • 施策(1)多様な学習の機会の提供
  • 施策(2)「人権教育・啓発」の推進
  • 施策(3)学習の場の提供
  • 施策(4)学習情報・学習相談の充実
  • 施策(5)学びの成果を地域に生かす活動の支援
  • 施策(6)学びの成果を評価する仕組みづくりの検討
  • 施策(7)「学社連携・融合」事業の推進
  • 施策(8)学校・家庭・地域の連携強化による家庭教育力の向上
  • 施策(9)横須賀らしい文化遺産の保存、活用・継承
  • 施策(10)近代化遺産の調査と保護・活用の推進
  • 施策(11)伝統文化の保存と継承の推進
  • 施策(12)図書館活動の充実
  • 施策(13)博物館活動の充実
  • 施策(14)美術館活動の充実


 その際必要なことは、子どもたち自身に考えさせ、子どもたち自身に発表させる活動の重要性です。大人たちの役割は、子どもの学びを促進することにあります。子どもたちの失敗させ、困ったときに適切なアドバイスを与えることのできる地域の大人たちは、子どもたちの最高のパートナーとなるでしょう。