横須賀市内における自衛隊関係施設は39施設、市の面積のおよそ3%を占めていますが、その多くは、船越町、田浦町、長浦町、西逸見町にかけての長浦湾から横須賀本港にかけての湾岸沿いに集中しています。海上自衛隊員およそ4万5千人を統括する機能が、この横須賀にあります。


横須賀市に関連する海上自衛隊の組織




*海上自衛隊HPをもとに作成(2021.01.02)


 横須賀市に関連する組織として、自衛艦隊、横須賀地方隊、第2術科学校があります。自衛艦隊は護衛艦隊、航空集団、潜水艦隊を中心とする部隊で全国に展開していますが、その司令部は船越庁舎に置かれています。このように、海上自衛隊の中枢は横須賀にあることがわかります。

自衛艦隊

護衛艦隊

 護衛艦隊は、横須賀、佐世保、舞鶴、呉に配備されており、それぞれ8隻の護衛艦の編成となっています。護衛艦隊はこれ以外にも、5つの地方隊に配備される地域配備部隊、海上補給隊、海上訓練支援隊があり、合わせて50隻を超える護衛艦があります。

 護衛艦隊司令部も船越庁舎にあります。なお護衛艦とは、ウィキペディアによれば、「海上自衛隊の保有する艦艇のうち航洋性をもつ現役の大型水上戦闘艦艇を指す」とあります。 護衛艦隊には、海上訓練指導隊が所属しています。場所は長浦にある横浜ベイスターズ総合練習場のとなり、横須賀警備隊庁舎に置かれています。

潜水艦隊

 潜水艦隊は呉・横須賀に配備された2つの潜水艦隊群と、練習潜水艦、潜水艦教育訓練隊により編成されています。司令部は船越庁舎にあります。潜水艦群には、17隻の潜水艦と、浮上できなくなった潜水艦を救助する潜水艦救難艦と救難母艦の2隻が所属しています。横須賀に配備されているのは第2潜水隊群で、8隻の編成、あわせて救難母艦ちよだが所属しています。(2020.12.1現在)

掃海隊群

 掃海隊群は、機雷の除去と、陸上兵力の上陸陸地の確保や敵の排除を行う水陸両用戦を担当する部隊です。

情報業務群

 さまざまな情報収取、分析、配布を行っています。

開発隊群

 開発隊群は、海上自衛隊の研究開発を担当する専任部隊です。通信システムの開発や艦艇開発などを行う部署です。

地方隊

 地方隊は、横須賀をはじめ、呉、佐世保、舞鶴、大湊に置かれています。横須賀地方隊を統括するのは、JR横須賀駅を降りたところにある横須賀地方総監部です。横須賀地方総監部は第41掃海隊以下、図のような組織で編成されています。これらの業務は、船越7丁目の船越庁舎から、1丁目の造修補給所、田浦港町から長浦町の各施設、そして西逸見町の地方総監部において担われています。

術科学校

 術科学校は横須賀のほかに、広島県江田島市、千葉県柏市、京都府舞鶴市にあります。横須賀市にある第2術科学校では、蒸気、ディーゼル、ガスタービンなどの術科や、情報、技術、電子計算機の技術などの教育が行われています。

参考文献
・「海上自衛隊ホームページ」
・「ウィキペディア」