基地の歴史



 横須賀市のホームページの「横須賀市紹介」の中には「横須賀市と基地」というコーナーがあり、基地に関する情報がわかりやすく詳細に掲載されています。初めの「基地対策のあゆみ」では、昭和35年(1960年)11月の事件事故等に対する、関係機関への市の対応(要望、要請等)等を時系列で平成30年(2018年)12月までを掲載」してあります。

 この情報は時系列に並べてあるので、これを項目ごとに分類し数を示した資料を作成し、次のページに掲載しました。項目は私が任意に考えたものです。一つの事件・事故が複数の項目に入る場合もたくさんありますが、重みがあると考えたいづれか一つの項目に分類してあります。項目は一つの目安としてとらえていただければありがたいです。

 この一覧をみると、市長の代により中心的な課題が変わっているのがわかります。長野市政においては基地の返還、横山市政においては核の持ち込み疑惑、沢田市政以降は、犯罪・防犯が大きなテーマとなっています。


 横山市長2年目の昭和49年10月9日、米国海軍退役少将のラロック氏が、核兵器を搭載する能力のある艦船は核兵器を搭載している、ということを米議会原子力合同委員会軍事利用小委員会で発言します。これ以降、クレーター発言、ライシャワー発言、ラスク、ジョンソン報道、ユージン・キャロル発言、マッカーサー発言と我が国への核兵器の持ち込みを示唆する発言が続きます。またこの時期は、原子力潜水艦を中心に、核トマホーク搭載可能な艦船が横須賀に寄港しています。

 その後横山市長退任の前年、米国ブッシュ大統領が、「米国艦船から戦術核兵器を撤去する」という声明を出し、翌年撤去が完了したと発表されました。この大統領声明により、今後については核兵器持ち込みはないということになりますが、これまでについては核兵器持ち込みがあったのではないか、という疑惑は残ったままでした。沢田市長の時代になっても、沖縄返還の際に核兵器持ち込みの密約があった、大平外相とライシャワーの会談において艦船上にある核兵器は持ち込みに当たらないとの見解を示した、ミッドウェイは核兵器を搭載していた、などの報道が続きます。そして平成21年、自民党にかわって民主党政権が誕生した際、当時の岡田外相は、いわゆる密約問題について過去の事実を明らかにするよう調査命令を出します。

 この調査の報告書が翌22年に発表されます。それは、核兵器持ち込みに関し「暗黙の合意」という広義の密約が存在していた、という内容でした。ラロック発言以降、こうした報道に対して政府や外務省が繰り返して行ってきた説明、また、横須賀市として昭和59年以降、核付き巡行ミサイル「トマホーク」搭載能力のある艦船の入港に際し、その都度繰り返し照会してきた核の有無に対する外務省の回答は全てデタラメだった、ということになります。


 トマホークはアメリカ合衆国で開発された巡航ミサイル(飛行機のように翼とジェットエンジンで水平飛行するミサイル)ですが、昭和59年2月2日付け新聞で、核弾頭装備可能な海上発射巡航ミサイル(艦対地トマホーク=TLAM-N)を攻撃型潜水艦と一部水上艦艇に配備する方針であることが報道されました。トマホーク配備に対する反対運動が展開される中、外務省から横須賀市に対し6月14日に原子力潜水艦タニーが寄港する旨の通知がありました。タニーは核付き巡航ミサイルトマホーク搭載予定のスタージョン級に属することから、トマホーク配備の有無について市長から外務大臣に「原子力潜水艦「タニー」(スタージョン級)に核付き巡航ミサイル「トマホーク」が配備されているかを米国政府に確認されたか。また確認される意向があるか。」との申し入れを行います。

 外務省の回答は「確認していない。また確認する考えはない。」というものです。これに対し市長及び市議会議長は「非核三原則の厳正な遵守」を要請します。

 さらに、同年11月10日横須賀に入港した原子力空母カールビンソンの寄港以降、米海軍艦船の交替配備のたびに、「トマホーク」配備の有無の確認と非核三原則の厳正な遵守の要請がされることになります。これに対し政府や外務省は、「米国が核兵器を持ち込んでいることは考えられない、なぜなら核兵器を我が国に持ち込む場合には事前協議が必要だがこの事前協議は行われていない、よって核兵器持ち込みはあり得ない。」という回答を繰り返してきました。


 トマホークはアメリカ合衆国で開発された巡航ミサイル(飛行機のように翼とジェットエンジンで水平飛行するミサイル)ですが、昭和59年2月2日付け新聞で、核弾頭装備可能な海上発射巡航ミサイル(艦対地トマホーク=TLAM-N)を攻撃型潜水艦と一部水上艦艇に配備する方針であることが報道されました。トマホーク配備に対する反対運動が展開される中、外務省から横須賀市に対し6月14日に原子力潜水艦タニーが寄港する旨の通知がありました。タニーは核付き巡航ミサイルトマホーク搭載予定のスタージョン級に属することから、トマホーク配備の有無について市長から外務大臣に「原子力潜水艦「タニー」(スタージョン級)に核付き巡航ミサイル「トマホーク」が配備されているかを米国政府に確認されたか。また確認される意向があるか。」との申し入れを行います。

 外務省の回答は「確認していない。また確認する考えはない。」というものです。これに対し市長及び市議会議長は「非核三原則の厳正な遵守」を要請します。さらに、原子力空母カールビンソンの寄港以降、米海軍艦船の交替配備のたびに、「トマホーク」配備の有無の確認と非核三原則の厳正な遵守の要請がされることになります。

参考文献;横須賀市ホームページ「基地対策の歩み」
参考文献;横須賀市ホームページ「核兵器の日本持込み問題」